加賀市打越町の茶畑で21日、一番茶の摘み取りが始まった。青空の下、生産者が鮮やかな緑の新芽の刈り取りを手際よく進めた。
打越製茶農業協同組合は町内6カ所で計約3ヘクタールの茶畑を所有しており、県内最大の茶産地となる。組合員95人が「ヤブキタ」と「オクヒカリ」の2種類を栽培している。
この日は、生産者が専用の機械を使って新芽を刈り取った。1週間かけて約2トンを収穫し、6月10日から同組合やJA加賀の直売所で新茶を販売する。吉田和雄組合長(70)は「大雪に耐えた茶をおいしく味わってほしい」と話した。