氷見魚市場(氷見市比美町)で22日、石川県の能登外浦沿岸などで定置網に入ったクロマグロ20本が水揚げされ、本格的なシーズン到来の予感に浜は活気づいた。
クロマグロは先週あたりから石川県沖などで取れ始め、この日は今季初めてのまとまった水揚げとなった。午前7時半には30キロ台を中心に黒光りした魚体が市場に並び、仲買人が脂の乗り具合や身の厚さなどを見ながら競り落とし、市内外のスーパーや鮮魚店などに出荷した。
この日はその後、80キロ台のクロマグロも運び込まれ、市場関係者は「周辺でマグロが揚がり始めている。これから氷見沖での漁獲が増えてほしい」と期待した。
氷見でのクロマグロの水揚げは例年、5~6月にピークを迎える。