堀川さんが「ととしーと」を使って作った弁当

堀川さんが「ととしーと」を使って作った弁当

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かまぼこの皮で料理に彩りを 生地蒲鉾「ととしーと」開発

北日本新聞(2018年5月23日)

 かまぼこの皮で料理に彩りを添えてもらおうと、生地蒲鉾(かまぼこ)(黒部市生地、中陳新平社長)は巻きかまぼこの皮だけを商品にした「ととしーと」を開発、発売した。県外出身の消費者の提案がきっかけで、ピンクや黄、紫など8色あり、切り抜いたり、巻き込んだりと工作感覚で料理を楽しめる。全国から注文が相次ぎ、写真共有アプリ「インスタグラム」にカラフルな弁当の画像を投稿する人も多い。

 かまぼこの皮の商品化は、上市町在住で、神奈川県出身のパート、堀川菊美さんが提案した。夫で黒部市生地出身の寿志さん(41)と3年前に県内に移住した堀川さんは、スーパーに水色の巻きかまぼこが並んでいるのを目にして富山のかまぼこに興味を持った。生地蒲鉾のオレンジや水色の巻きかまぼこを使って夫の弁当を作るうちに、「皮だけの商品があれば」と思い、中陳社長にアイデアを話した。

 同社が既存製品の皮を試験販売したところ好評で、本格的に開発した。色は堀川さんの意見を参考に、オレンジ、水色に加えて青、紫、黄、緑、黒、ピンクの皮を作った。

 1枚のサイズは縦約9センチ、横約17センチ。0・7~0・9ミリと薄く、細く切ってリボンのようにしたり、花や星など思い思いの形に切り抜いたりして、料理をデコレーションできる。

 価格は1枚120円(税込み)、8枚セット800円(同)。5月5日に自社の店頭とホームページ、大手通販サイト「楽天市場」で発売し、県内外から注文が相次いでいるという。

 堀川さんはととしーとを使った弁当の写真を、自身のインスタグラムに掲載している。フォロワー数は約1万2千人で、ととしーとを利用したカラフルな弁当の画像を投稿する人も多い。

 上々の出足に堀川さんは「料理や弁当を作るのが面倒でなくなったり、食べるのが楽しくなったりする人が増えたらうれしい」と語り、中陳社長は「いずれはスーパーなどでも販売できるようにしたい」と話している。

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