陳列指導に当たる日展役員と関係者=金沢市の石川県立美術館

陳列指導に当たる日展役員と関係者=金沢市の石川県立美術館

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至高の美、準備整う 日展金沢展、26日開幕 県立美術館、5部門338点

北國新聞(2018年5月25日)

 26日に開幕する改組新第4回日展金沢展(北國新聞社、日展、日展石川会主催)の作品陳列は24日、会場となる金沢市の石川県立美術館で行われ、至高の美を放つ5部門338点の準備が整った。開場式は25日午後3時から、同美術館で行われる。
 金沢展は昨年秋に東京・国立新美術館で開かれた本展の巡回展で、2年ぶりに開催される。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門に、文化勲章受章者をはじめとする重鎮から中堅、気鋭の作家が秀作を寄せた。
 陳列指導は、奥田小由(さゆ)女(め)理事長(工芸美術)、土屋●(しめすへんに豊)一副理事長・事務局長(日本画)、渡辺信喜理事(同)、湯山俊久理事(洋画)、神戸峰男理事(彫刻)、春山文典理事(工芸美術)、黒田賢一理事(書)が担当し、作品の魅力が存分に感じられるよう、配置などを入念に調整した。日展石川会の大樋陶(とう)冶(や)斎(さい)理事長と武腰敏昭理事らが立ち会った。
 奥田理事長は取材に対し、人口100万人当たりの日展入選者数が全国トップクラスの石川県での開催について「美術工芸王国と呼ばれる県で作品を披露できるのは、作家にとっても大きな喜びだ。ぜひ大勢の方に楽しんでもらいたい」と話した。
 会期は6月17日まで。入場料は前売りで一般900円、中高生600円、小学生300円(当日は各100円増し)となっている。
 24日は、地元作家に贈られる北國新聞社奨励賞の選考が行われ、日本画の谷口千佳子さん(加賀市)、洋画の曽我章さん(小松市)、彫刻の細川大潤さん(金沢市)、工芸美術の藤藁隆さん(同)、書の中川青玲さん(小松市)の5人が選ばれた。表彰式は25日午後5時半から金沢市の金沢東急ホテルで開かれる開催記念祝賀会の席上、行われる。

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