若宮八幡宮の御田植(おたうえ)神事は26日、白山市若宮1丁目の境内にある神饌田(しんせんでん)で営まれた。強い日差しの下、児童8人を含む早乙女姿の女性16人がコシヒカリの苗を植え、五穀豊穣(ほうじょう)を願った。
同神事は春季例大祭の行事で、菅笠(すげがさ)と袴(はかま)を身に着けた早乙女は、御田植踊り保存会による歌と囃子(はやし)が響く中、丁寧に苗を植えた。氏子や住民らが見守り、同保存会は神饌田前で御田植踊りも奉納した。
社務所前では餅まきが行われた。米は9月ごろに収穫する予定で、12月の新(にい)嘗(なめ)祭で神前に供えられる。