第38回越前陶芸まつり(福井新聞社後援)は5月26日、福井県越前町小曽原の越前陶芸村で開幕した。恒例の陶器市には県内の55窯元が出店し、作家の個性が光る焼き物がずらりと並んだ。薪窯で加熱する工程の公開や焼き物オークション、歌謡・ものまねショーなど多彩な催しがあり、大勢の家族連れらでにぎわった。28日まで。
食器や花器などを販売する陶器市では、各窯元の力作を市価より安く販売。素朴な味わいの素焼きのほか、愛らしい動物の置物など多彩な作風の作品がそろった。訪れた人たちは一つ一つ手に取りながら品定めし、作家と会話を楽しんでいた。
夫婦で訪れた坂井市の釣部みゆきさん(55)は「気に入ったコーヒーカップが見つかった。使うのが楽しみ」と話していた。
27日は、恒例の「さつきあげ茶会」や餅の振る舞いなどがある。まつりは午前9時~午後5時で、28日は午後4時まで。