色とりどりのバラが見頃を迎えているレインボーラインの山頂公園=5月29日

色とりどりのバラが見頃を迎えているレインボーラインの山頂公園=5月29日

福井県 敦賀・若狭 花・紅葉

バラの楽園、五湖に映え圧巻 レインボーライン山頂

福井新聞(2018年5月30日)

 福井県の美浜、若狭両町にまたがる三方五湖有料道路「レインボーライン」山頂公園で、バラが見頃を迎えた。三方五湖や若狭湾を背景に色とりどりに咲き乱れる様は圧巻で、観光客の目を楽しませている。そばではドーム型に剪定(せんてい)されたサツキもほころび始めており、もうすぐ色鮮やかな美の競演が見られそうだ。

 同公園のバラ園は1994年に開設。五湖の名前を付けた五つの花壇があり、計約280平方メートルに約110種類600株のバラが植えられている。今年は5月下旬になり咲き始めた。

 赤や黄、白などのバラが咲き誇り、周囲にはほんのりと甘い香りが漂っている。白とピンク色のマーブル模様の「センチメンタル」、淡い黄色の「ゴールドバニー」などが満開。ボリュームのある花が特徴のフランス発祥の「ポール・セザンヌ」など、多くの種類のバラが観光客を出迎えている。

 恋人と訪れていた酒井ゆりさん(21)=福井市=は「定番の赤だけじゃなく見応え十分」と見とれていた。

 バラ園そばでは、サツキ約210本が咲き始めている。6月初旬には見頃を迎え、直径約2メートルのドームの表面はびっしりとピンクの花で埋まるという。

 バラ風味のスイーツなどを販売する「ROSE Fair(ローズフェア)」を開催中で、ローズサイダーやソフトクリームローズなどが人気という。24日まで、バラ園内の憩いの広場などで販売している。

 公園を管理するレインボーラインによると、バラは6月末、サツキは同月中旬までが見頃。バラの花は7月には剪定し秋の開花に備える。

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