ちびっこあんどんを見つめる浅地さん(左)とゆかりさん

ちびっこあんどんを見つめる浅地さん(左)とゆかりさん

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津沢夜高あんどん祭へ「ちびっこあんどん」一新 小矢部

北日本新聞(2018年5月30日)

 小矢部市津沢で料理店「魚政亭」を営む浅地政博さん(68)と妻のゆかりさん(55)は、津沢夜高あんどん祭に合わせて地元園児が引き回す「ちびっこあんどん」1基を本格的にリニューアルした。23年前に作って贈ったもので、友人のイラストレーターの協力を得てかわいらしく仕上げた。2人は「元気いっぱいに地区を巡ってほしい」と願っている。

 浅地さん夫妻は、津沢保育所の園児たちが段ボールのあんどんで遊んでいると聞き、安全に遊んでもらおうと1995年にちびっこあんどん(高さ1・8メートル、幅90センチ、長さ2・8メートル)を贈った。祭りに合わせて地区内を引き回すのが恒例行事として定着。津沢こども園に変わっても続き、今年は祭り初日の1日に行う。

 あんどんは4、5年に1度、ゆかりさんがはやりのキャラクターを描いて紙を貼り替えるなどしてきたが、今年は本格的にリニューアルすることにした。木枠をきれいに削り、友人のイラストレーター、ほんだじょりさん(金沢市)が法被姿の子どもやウサギ、パンダなどの絵をボランティアで描いた。

 魚政亭は祭りの期間中に別館を無料開放し、敷地内ではちびっこあんどんと記念撮影できる。政博さんは「いつまでも子どもたちに引き回してほしい」、ゆかりさんは「ちびっこあんどんは地域に欠かせない行事になっており、本当にうれしい」と話している。

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