競り人(右)の掛け声に合わせ「いみずサクラマス」を競り落とす大勢の仲買人ら=新湊漁港

競り人(右)の掛け声に合わせ「いみずサクラマス」を競り落とす大勢の仲買人ら=新湊漁港

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「いみずサクラマス」初競り 新湊漁港、高級魚デビュー

北日本新聞(2018年5月30日)

 射水市で完全養殖が進む「いみずサクラマス」の初競りが29日、射水市八幡町の新湊漁港で行われた。養殖魚の取り扱いは同漁港では初めてで、6月1、7の両日にも行い市場価格の調査や生産規模の検討に生かす。初日は「ノドグロ(アカムツ)と同じような高級魚として扱われた」(仲買人)といい、上々の滑り出しとなった。

 いみずサクラマスは、採卵と育成を一つの地域で繰り返す「完全循環型」と呼ばれる手法で養殖されている。陸上のいけすで育てるため寄生虫が付きにくく、生食用として売り出せることが強みだ。

 この日は、海水での育成を担う堀岡養殖漁協(射水市海竜町・新湊)が、子会社を通じて活魚2匹と生け締めした10匹を出品。いずれも重さ1・5キロ前後で、活魚は1匹5千~6500円、生け締めは同3800~5500円の"浜値"が付いた。

 競り落とした仲買人は「新湊産というブランドで売り出せば人気が出る」とし、課題については「安定供給が特産化と買い手増加には欠かせない」と語った。

 活魚を買った鮮魚加工販売「土ヤ」の仕入れ担当者、土屋史織さん(26)は「水槽に入れてPRに使う。今後は昆布締めや西京漬けなどの加工品としても使いたい」と話した。

 市農林水産課は「生食用という付加価値をさらに押し出し、しっかりと定着させたい」としている。

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