店舗内外の売り上げが2割強伸びた南青山291=東京都港区

店舗内外の売り上げが2割強伸びた南青山291=東京都港区

福井県 特産

福井県のアンテナショップ絶好調 都内の2店、売り上げ過去最高

福井新聞(2018年6月1日)

 東京にある福井県のアンテナショップ2店の2017年度売り上げは計3億4188万円で、02年のアンテナショップ設置以来、最高額となった。16年度比17・2%と大幅な伸び。店舗での販売に加え、都内の金融機関などの社員食堂への県産食材を使ったメニューの提供や、大手デパートで開いた「福井フェア」での売り上げが好調だったことが要因とみられる。県は本年度、取り組みをさらに強化し、総売り上げ4億円を目指す。

 南青山291は02年オープン。13年には地方のアンテナショップが集中している地域に「食の國 福井館」を開店させ2店舗体制にした。291の17年度売り上げは、16年度から25・5%増の1億9045万円。食の國は、1億5142万円で前年度比8・2%増となっている。これまでの総売り上げの最高は、15年度の3億2523万7千円だった。

 県は南青山291の渉外担当職員を中心に、大手金融機関や企業への営業を強化。県産食材を使ったおろしそばやソースカツ丼など、"福井の食"を社員食堂などで提供した。大手デパートでは、期間限定で「福井フェア」を開き、知名度アップを図った。

 店内販売も積極的に展開した。南青山291では、焼きサバすしや水ようかんなどの特産品を販売するなどし、16年度を約7400人上回る13万1106人が来館した。

 イートインコーナーが設けられている福井館について、県産業政策課は「人気が出てきた。地酒のきき酒セットや作りたての食事を食べることができる。リピーターが増えてきた」と話す。このほか、2店で県内市町ごとに期間を変えて特産品を販売するコーナーを設置するなど、地道な取り組みが実った形となった。

 本年度は、福井の新ブランド米いちほまれを使ったこだわり弁当を企画するほか、社員食堂での提供やフェアを広げる計画。同課は「この2店を中心に首都圏で福井を発信し、5年後の北陸新幹線敦賀開業時の誘客につなげたい」と話している。

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