新商品の「ますくん」を手に笑顔を見せる坂井さん

新商品の「ますくん」を手に笑顔を見せる坂井さん

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いみずサクラマスで薫製「ますくん」 滑川のとと屋開発

北日本新聞(2018年6月4日)

 滑川市吉浦の水産加工会社「とと屋」は、射水市で完全養殖が進む「いみずサクラマス」を薫製にした商品「ますくん」を開発した。県産ブリの魚醤(ぎょしょう)で味付けし、いぶす際には魚津市加積りんごの木の枝を活用。県産素材をふんだんに使い、富山のおいしい魚を全国にアピールする。

 とと屋はこれまで、ホタルイカやブリといった富山ならではの魚介を生かした個性的な商品を生み出してきた。

 今回開発したのは、坂井賢治社長の長男で営業部長の坂井正彦さん(34)。今まで扱ったことのなかったサクラマスを取り入れようと考え、2月末ごろ、射水市の堀岡養殖漁協に相談して購入し、試作を繰り返してきた。

 スライスした「いみずサクラマス」を、主に県産ブリで作った自家製魚醤や砂糖、食塩が入った特製だれに漬け込んで冷風乾燥し、薫煙する。県食品研究所(富山市吉岡)のアドバイスを受け、スモークチップには加積りんごの木の枝を使った。サクラの木などに比べて薫煙の香りが弱く、素材の味がより引き立つという。

 坂井さんは「いみずサクラマスの芳醇(ほうじゅん)な脂のおかげで、甘みがあり、ソフトな舌触りの薫製に仕上がった。いろんなお酒に合うので、若い人も楽しめる」と話している。

 1袋20グラムで、税込み450円程度。とと屋のホームページのほか、県内の道の駅や土産物店、都内の百貨店で販売している。問い合わせはとと屋、電話076(476)6767。水曜と日曜は定休。

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