戸倉上山田温泉をイメージして作った「風呂ーズン」をPRする岡田さん

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湯の色再現「風呂ーズン」 戸倉上山田温泉の新名物に

信濃毎日新聞(2018年6月5日)

 千曲市戸倉のコワーキングスペース&カフェ「アルゴット戸倉」は、市内の戸倉上山田温泉の新名物にしようと、フローズン飲料「風呂ーズン」を開発した。エメラルドグリーンのメロンシロップやミルクなどを混ぜることで、同温泉の湯の色に似せた白濁色を再現したという。これに合わせ「全国温泉風呂ーズン協会」も設立。温泉ごとの風呂ーズンで各地を盛り上げようと、県内外の温泉街との連携を探る。

 今回の商品名は「温泉風呂ーズン戸倉上山田温泉バージョン」。カップの底に温泉の源泉をイメージしたメロンシロップ、中ほどにシャーベット状のミルクなどを入れた。地元の姨捨の棚田が「田毎(たごと)の月」で知られることから、温泉に月が映る様子を表そうと、月を模したアイスクリーム、湯気代わりのホイップクリームを載せ、チョコレートの温泉マークも添えた。

 戸倉上山田温泉は、善光寺(長野市)参りの精進落としの湯として知られてきたが、訪れる人は減少傾向。アルゴット戸倉を運営する岡田拓也さん(37)は、温泉街を盛り上げるには「ここに来る目的が必要」と考え、新たな名物の考案を模索。ご当地らしさを生かした商品を開発しようと、スタッフを交えて風呂ーズンの試作を繰り返し、完成にこぎ着けた。

 5月下旬からアルゴット戸倉で販売している。1杯450円。都市部の若い世代に訪れてもらうには知名度を高めることが大切と考え、写真共有アプリ「インスタグラム」で魅力を発信してもらえるよう、風呂ーズンは「インスタ映え」を狙ったという。

 全国温泉風呂ーズン協会は、各地の温泉街から会員を募り、独自のフローズン飲料を作ってもらうことで、食べ比べなどで観光客を増やす取り組みを仕掛けるつもりだ。近くウェブサイトを設ける。岡田さんは「風呂ーズンを通じて温泉街を知ってもらい、訪れるきっかけにつなげられるといい」と話している。

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