市民により親しんでもらおうとデザインを一新した花壇で作業するスタッフ=新潟市中央区

市民により親しんでもらおうとデザインを一新した花壇で作業するスタッフ=新潟市中央区

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いくとぴあ 花壇を一新、英国風情に 新潟・中央区

新潟日報(2018年6月7日)

 新潟市中央区の「いくとぴあ食花」内にある市食育・花育センターの花壇が、4月から装いを新たにして人気を集めている。これまで植物を種類ごとに区分けして展示していたが、色合いや大きさなどを考慮して草花を並べ、陶器の小物をアクセントにした英国風庭園をモチーフにしている。植物に詳しい4人の園芸女子が手掛けている。

 同センターの運営が4月から指定管理になったことをきっかけに、市民により楽しんでもらえる空間にしようと取り組みを始めた。担当する市村泉さん(42)は「建物は全面ガラス張り。外の植栽とのバランスも考えて全体をデザインしている」と語る。

 梅雨前の今は花弁や色が異なる5種類のアジサイを中心に、ビロード地のような手触りが特徴の白い多肉植物セネシオなど珍しい植物がずらり。赤と黒の色合いと形状から「ミッキーマウスの木」と呼ばれる植物や、もうじき実を付けるモンキーバナナなども見られる。バックヤードで栽培した草花を随時入れ替えているので、常にみずみずしい草花が見られる。

 毎月見学に来るという新潟市秋葉区の主婦(67)は「よく手入れされているのが分かる。花の成長や入れ替えで見る度に表情を変えるのもこの花壇の魅力」と語る。市村さんは「朝夕の日光が草花を照らす時間がおすすめ。たくさんの人に見に来てほしい」と呼び掛けている。

 午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせはいくとぴあ食花運営グループ、025(282)4181。

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