辰野町の松尾峡にある「ほたる童謡公園」で幻想的な光を放ちながら乱舞するゲンジボタル=7日午後8時4分から49分まで撮影した21枚を重ねた

辰野町の松尾峡にある「ほたる童謡公園」で幻想的な光を放ちながら乱舞するゲンジボタル=7日午後8時4分から49分まで撮影した21枚を重ねた

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光の軌跡、縦横無尽 辰野の松尾峡、ホタル乱舞

信濃毎日新聞(2018年6月8日)

 ホタルの名所として知られる上伊那郡辰野町の松尾峡の「ほたる童謡公園」で、ゲンジボタルの乱舞が始まっている。発生は例年より10日ほど早く、ピークは12日前後の見込み。7日夜も幻想的な光の舞を演じ、公園を訪れた大勢の観光客が見入っていた。

 草木の地面近くに止まったホタルは午後7時半ごろから光を放ちだし、8時前には舞い始めた。町によると、この日は約5700匹。数時間前から三脚を置いて待ち構えていた人も多く、公園のあちこちで感嘆の声が上がった。水路近くでカメラを構えた岡谷市の会社員滝沢美里さん(25)は「流れ星みたいできれい。写真だと光の軌跡を残せるのがいい」と話していた。

 9日から入園には保護育成協力金として1人500円(中学生以下無料)が必要。9、10日と、「第70回信州辰野ほたる祭り」が開幕する16日以降は公園の駐車場代は1台千円。駐車場の混雑が予想され、町は公共交通機関の利用を呼び掛けている。

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