福井県若狭町特産の福井梅をアピールする森下町長(中央)ら=6月8日、京都府京都市中央卸売市場

福井県若狭町特産の福井梅をアピールする森下町長(中央)ら=6月8日、京都府京都市中央卸売市場

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福井梅初競り、幸先良し 大玉10キロ2万3千円

福井新聞(2018年6月12日)

 福井県若狭町特産の福井梅が6月8日、京都市中央卸売市場第1市場で初競りに掛けられ、「剣先(けんさき)」の大玉10キロが2万3千円で落札された。昨年より5千円高い価格となった。

 初日は若狭みかた梅生産組合の剣先700キロ、紅映300キロが競りに掛けられた。高値がついたのは剣先の最大サイズ、3L(直径4・1センチ以上)の10キロで、京都市内の料亭に卸す仲卸業者が競り落とした。町によると「今年は収穫量が増えた分、小ぶりなウメが多く、大玉の価格が上がった」としている。

 初競りに合わせ、同町梅振興連絡協議会会長の森下裕町長ら8人が同市場を訪れ、福井梅をPRした。競り前に、森下町長は「地元生産者が連携し、愛情込めて育てた若狭町のウメをぜひ取り扱ってほしい」と訴えた。

 同組合は同市場と福井市中央卸売市場に、6月下旬まで計約50トンを出荷する予定。

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