金沢21世紀美術館で12日に開幕する第57回日本現代工芸美術展石川展(現代工芸美術家協会、同石川会、北國新聞社主催)の審査は11日行われ、北國新聞社社長賞に鶴見晋史(くにちか)さん(金沢市)の染織「一閃(いっせん)の刻(とき)」が輝いた。
知事賞には山岸青矢さん(能美市)の陶磁「landscape(ランドスケープ)」が選ばれた。大樋陶冶斎(とうやさい)理事長らが審査した。
同展は4月に東京で開かれた本展の巡回展となる。11日は陳列作業も行われ、石川会に所属する作家の40点を含む105点が公開を待つばかりとなった。17日まで。
日本現代工芸美術展石川展と併催する第33回石川の現代工芸展では、最高賞の現代工芸大賞に岸田浩嗣さん(七尾市、写真)の陶磁「春風」が選ばれた。