金沢市下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場で11日、県産スイカの初出荷が行われ、生産者らが丸々と育った「金沢すいか」約5200玉を箱詰めした。12日午後に県内のスーパーに並ぶ。
JA全農いしかわによると、今冬の大雪でハウス全約千棟のうち100棟が倒壊したが、被害分を露地栽培にし、例年同様の栽培面積を確保した。3月以降に低気温が続いたが、5月下旬から好天に恵まれ、順調に生育した。
県産スイカは8月中旬までに、県全体で約9600トンの出荷を見込んでいる。
JA金沢市砂丘地集出荷場西瓜(すいか)部会の荒川顕博部会長(44)は「金沢すいかは、甘みとシャリッとした食感が特徴。多くの人に味わってほしい」と話した。