南箕輪村田畑の半沢で舞うホタル=12日午後8時59分、約30秒間露光

南箕輪村田畑の半沢で舞うホタル=12日午後8時59分、約30秒間露光

長野県 伊那路 祭り・催し

ホタルの舞「今までで一番」 南箕輪で「祭り」開幕

信濃毎日新聞(2018年6月14日)

 南箕輪村田畑の田畑神社近くを流れる半沢で、ホタルが舞い始めた。周辺では12日夜、住民有志約50人でつくる「田畑半沢を愛する会」主催の「ほたる祭り」が開幕。半沢へ向かう村道には手作りのあんどん47個が並び、訪れた人を迎えている。

 例年より10日ほど早く舞い始めたため、祭り開始を当初より4日早めた。12日夜は多数のホタルが舞い、訪れた人からは「きれい」と声が上がった。伊那市の会社員女性(34)は三脚を使ってカメラを構え「こんなに飛んでいるとは思わずびっくり。ホタルの写真は初めてなので要練習という感じです」と話した。

 同会は1993年に結成。ホタルの幼虫の餌になるカワニナを放流し、半沢周辺の環境を整備してきた。会長の加藤忠秋さん(78)は「今までで一番飛んでいる」と縦横無尽に飛び交うホタルに見入っていた。

 祭りは23日まで。午後7時半〜9時半に半沢脇の村道約200メートルが通行止めとなる。

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