信州・まつもと大歌舞伎の関連公演として演じられた「淡路人形浄瑠璃」。面が早変わり(左)すると歓声が上がった=17日、松本市のキッセイ文化ホール

信州・まつもと大歌舞伎の関連公演として演じられた「淡路人形浄瑠璃」。面が早変わり(左)すると歓声が上がった=17日、松本市のキッセイ文化ホール

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命吹き込まれた人形、堪能 松本で「淡路人形浄瑠璃」

信濃毎日新聞(2018年6月18日)

 松本市で開催中の「信州・まつもと大歌舞伎」の関連公演で17日、兵庫県・淡路島の国重要無形民俗文化財「淡路人形浄瑠璃」が同市のキッセイ文化ホール(県松本文化会館)で上演された。訪れた約380人が、顔や手足を自在に操って人形に命を吹き込む人形師の技を楽しんだ。

 最初の演目は、福の神「えびす」が登場し、祈りを込めて舞う「戎舞(えびすまい)」。祈りを込めながらえびすが酒を飲む場面では、「信州・まつもと大歌舞伎の開催を祝して」「(サッカーJ2)松本山雅の一日も早いJ1昇格を願って」というせりふもあった。九尾のキツネが姫や雷様などに七変化する「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」は、人形の顔が瞬時に変わるのも見どころ。美しい姫の顔が一瞬にしてキツネの顔に変わると、客席からは拍手が送られた。

 演目の合間には、人形の動かし方や眉や顔の表情を変える仕掛けの解説もあった。実際に人形を操る体験もでき、希望者3人が顔と右手、左手、足を担当。

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