100万以上の恒星を映し出せる投影機(手前)と投影された星の映像

100万以上の恒星を映し出せる投影機(手前)と投影された星の映像

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天の川の星、本物に迫る 茅野でプラネタリウム特別上映へ

信濃毎日新聞(2018年6月23日)

 茅野市八ケ岳総合博物館は七夕にちなんで7月7、8日の2日間、100万以上の恒星を映し出すことができる投影機「メガスター・クラス」を使ったプラネタリウム番組を特別上映する。天の川の星一つ一つを再現する性能があるという。開館30周年を記念し、より本物に近い星空を楽しんでほしい―とレンタルした。

 投影機は大平技研(横浜市)製で、直径19センチ、高さ24センチの円筒形。超高輝度白色LED(発光ダイオード)を内蔵しており、計約8千の1〜6等星に加え、人の目には見えにくい7〜9等星も投影することができる。

 番組は30分程度で、織り姫とひこ星の物語を中心に星空を解説する。渡辺真由子学芸員によると、同機種で天の川を表現すると光の濃淡がよりはっきりし、「初めて見ると圧倒される」と言う。

 メガスターシリーズは、2004年に固定型の機種が「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」としてギネス世界記録に認定された。同社の大平貴之社長は1980年代に、同博物館の若宮崇令(たかのり)館長が勤務していた川崎市青少年科学館をたびたび訪れており、その頃の縁で今回の上映が実現したという。

 両日とも午後1、2、3、4時からの4回上映。定員は各15人。入館料は大人310円、高校生210円、小中学生150円。

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