伊那市が信州大農学部(南箕輪村)と共同研究したヤマブドウで造った赤ワイン「山紫(やまむらさき)」が23日、発売される。今年はブドウの糖度が21度弱と例年に比べて高く、こくがある味わいになった。
2014年に販売が始まって5年目。市内4軒の農家が昨秋収穫した約710キロを使い、同市美篶の伊那ワイン工房が醸造した。22日に市役所で概要を説明した醸造責任者の村田純さん(57)は、ヤマブドウ特有の酸味に加えて「上品な渋味もある」と今年の出来栄えに胸を張った。
1本720ミリリットルで2500円(税込み)。市内の酒販店などで450本販売する。問い合わせは長野県酒類販売伊那支店(電話0265・72・2138)へ。