飯田市のシンボル風越山(かざこしやま)(1535メートル)を舞台に繰り広げる風越登山マラソン大会(飯田市教育委員会、信濃毎日新聞社など主催)が今年は10月28日に開くことが決まった。例年「体育の日」に開いてきたが、中学校運動部の大会や地域の運動会と日程が重ならないようにし、より多くの人に参加してもらう。女子と中学生の出場枠を広げる他、「チーム対抗戦」のコースも増やし、大会を盛り上げる。
市教委によると、大会は1948(昭和23)年に第1回が開かれ、「登山マラソン」と銘打った大会の中では国内で最も歴史が古い。市営今宮野球場を発着点に、距離や難易度に応じた3部門を設け、昨年は県内外の563人が出場。64回目の今年は750人の出場を目指す。
険しい山道を走る「登山マラソンの部」には、山頂近くまで往復する12・4キロの白山社コースと、8・7キロの虚空蔵山コース、4・9キロの石灯籠コースがある。最難関の白山社コースは、今年から中学生も参加できるようにし、出場者から要望が上がっていた女子の出場枠を新設した。
昨年初めて導入した「チーム対抗戦」は、5人以上10人以下のチームで出場し、上位5人の合計タイムで競う。今年は、昨年の石灯籠コースに、虚空蔵山コースを加え、2コースを舞台とする。
10人程度の班分けをして団体で歩く「ウオーキングの部」はコースを一部変更。「みんなで走ろうの部」は山麓のかざこし子どもの森公園で昨年と同様に実施する。
参加料は、部門や年齢によって500〜3千円。応募締め切りは10月5日。問い合わせや申し込みは市教委生涯学習・スポーツ課(電話0265・21・3001)へ。