司葉子さん(前列右から5人目)、岩下志麻さん(同4人目)ら、小津監督ゆかりの映画関係者が出席した昨年の映画祭の記念セレモニー

司葉子さん(前列右から5人目)、岩下志麻さん(同4人目)ら、小津監督ゆかりの映画関係者が出席した昨年の映画祭の記念セレモニー

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小津ワールド「蓼科高原映画祭」 9月22日から9日間

信濃毎日新聞(2018年7月6日)

 茅野市蓼科高原を晩年の仕事場とした映画監督小津安二郎(1903〜63年)にちなむ「第21回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」の組織・実行委員会は4日夜、茅野市で開き、今年の映画祭を9月22日から9日間、市内で開くと決めた。小津作品を含め24〜25作品の上映を予定。8月25日には茅野市民館中庭でビールを飲みながら映画を観賞する事前イベントを計画している。

 20回の節目だった昨年に比べ、予算は38・5%減の総額1230万円とする。だが、集客のために良質な作品を集めて一定期間上映する必要があるため、会期は昨年と同じ9日間を維持。作品も昨年の29から大きくは減らさないとしている。

 上映する小津作品は、過去にゲストで招いた女優香川京子さんの出演作を軸に検討する。この他、2014年の同映画祭短編映画コンクールで準グランプリを受賞した森ガキ侑大(ゆきひろ)監督の長編デビュー作「おじいちゃん、死んじゃったって。」(17年)や、富士見町でロケをした「忍びの国」(同)、諏訪地方を中心に撮影された「瞬間の流レ星」(18年)などを上映の候補とした。

 事前イベントでは「チア☆ダン女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」(17年)の上映を検討。ゲストの顔触れなども含め、配給会社などとの交渉を経て決める。

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