八ケ岳山麓にある井戸尻考古館(富士見町)、八ケ岳美術館(原村)、北杜市考古資料館(山梨県)の共同企画展「一(ひ)・二(ふ)・三(み)・四(よ)縄文ライフ」が7日、各館で始まる。「縄文人と数」を切り口に展示を厳選した。
井戸尻考古館によると、縄文土器には偶数の装飾が目立つという。目(2)、東西南北(4)、四季(4)など「自然を神聖視した縄文人の込めた意図を考えてほしい」と担当者。縁の突起に目のような穴が開いた「双眼深鉢」などユニークな土器が並ぶ。
八ケ岳美術館も1〜8個の突起が付いた14点と、村内の居沢尾根遺跡の住居跡で出土した品の一部を展示。北杜市考古資料館も縄文人が4、6など偶数の文様を施す傾向があったことなどを紹介する。
11月25日までで開館はいずれも午前9時〜午後5時。入館料は会場ごとに異なる。