七尾市中島町の釶打(なたうち)地区の農家でつくる農事組合法人「なたうち」は11日までに、中島町北免田(きためんでん)の耕作放棄地でヤギ4頭を放牧し、除草に活用する取り組みを試験的に始めた。
ヤギは穴水町の農場タンポポファームから借りた。広さ90アールの耕作放棄地に、9月まで放牧し、雑草を食べさせる。除草後は農地として活用する。
「なたうち」は中島町北免田、上畠、町屋、鳥越の農家が2015年に設立した。耕作放棄地などでほ場整備を進め、現在は米や大豆などを約70ヘクタールで栽培する。ヤギによる除草の効果があれば、飼育を検討する。