「大地の芸術祭」の開幕を飾るコンサートに向け、地元のコーラス隊を指導する音楽家、小林武史さん(中央)=十日町市の越後妻有文化ホール「段十ろう」

「大地の芸術祭」の開幕を飾るコンサートに向け、地元のコーラス隊を指導する音楽家、小林武史さん(中央)=十日町市の越後妻有文化ホール「段十ろう」

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十日町大地の芸術祭コンサート 小林武史さんコーラス指導

新潟日報(2018年7月12日)

 「大地の芸術祭」の開幕に合わせ、28、29の両日、十日町市の越後妻有文化ホール「段十ろう」で交響組曲を披露する音楽家、小林武史さんが、当日共演する地元住民らのコーラス隊を指導した。

 小林さんは、Mr.Children(ミスターチルドレン)やスガシカオら人気アーティストのプロデュースを手掛けてきた。

 交響組曲「円奏の彼方」は、芸術祭のテーマの一つである鴨長明の随筆「方丈記」を基にした柴田南雄の交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」をアレンジして作った。ステージでは、オーケストラとプロの歌手、地元住民が共演する。

 「段十ろう」で2日夜、行われた練習にはコーラス隊から19人が参加。小林さんは「『十日町』という歌詞が目立つように」などと声を掛けながら、合唱を指揮した。

 練習後、小林さんは「地元の皆さんが協力的でうれしい。交響組曲には『十日町という豊かな場にいることを大切にしてほしい』という思いを込めた」と話していた。

 コーラス隊の一員で、津南町の合唱隊に所属する男性(23)=長野県栄村=は「音源を聴いただけでは不安だったが、練習を通じて感じがつかめた。本番が楽しみ」と話していた。

 前売り券は一般5千円、小中高校生4500円。28日分は完売で、29日分についての問い合わせは実行委事務局、025(757)2637。

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