駒ケ根市の駒ケ根商工会議所などでつくる実行委員会は10月27、28日、初の「ソースかつ丼フェスティバル」を市内の駒ケ根ファームスで開く。市内の飲食店や宿泊施設など38事業者でつくる「駒ケ根ソースかつ丼会」の発足25年を記念し、「ソースかつ丼の街」としてさらにPRしようと企画。県内外から出店して実演販売する他、カツ丼ファンや店主の座談会もある。
ソースカツ丼を名物としている県外の街に声を掛け、前橋市、福島県会津若松市、埼玉県秩父市の店の参加が決まった。上伊那地方で同様にソースカツ丼を名物にしている伊那市の店も加わり、駒ケ根市内の店と共に提供する。
会津若松市のソースカツ丼は駒ケ根市の物と似ており、ご飯の上にキャベツを敷き、ソースをくぐらせたカツを載せている。前橋市は一口サイズのカツ、秩父市は平らで大きな「わらじカツ」が特長だ。フェス当日は、各地のカツ丼を半人前ずつ用意し、チケット(600円)を購入して食べ比べをしてもらう。
ファンが自由に語り合う場も設ける予定で、参加者を募る。参加店主らが、それぞれのカツ丼の共通点やルーツを探る座談会も計画している。
県の地域発元気づくり支援金も活用する。実行委の事務局長を務める富永満・駒ケ根商議所専務理事は「丼は気取らない料理。食いしん坊の皆さんに集まってもらい、わいわいと味わってほしい」と話している。