「まちづくり小浜推進協議会」が発売する新商品4点=7月11日、福井県小浜市和久里の道の駅「若狭おばま」

「まちづくり小浜推進協議会」が発売する新商品4点=7月11日、福井県小浜市和久里の道の駅「若狭おばま」

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へしこのバーニャカウダ、梅ふわもち... 若狭の食材を若者へ発信

福井新聞(2018年7月12日)

 福井県小浜市や第三セクター「まちづくり小浜(おばま観光局)」などでつくる「まちづくり小浜推進協議会」が7月14日、若狭の食材を使った四つの新商品を発売する。「若狭もん便り」と銘打ち、若年層を主なターゲットにへしこのバーニャカウダなどを開発した。まちづくり小浜では「若い世代やファミリー層が若狭の食になじんでもらうきっかけづくりにしたい」と話している。

 これまで道の駅「若狭おばま」(同市和久里)では、50~70代の来客が多かったことから、若い世代にも若狭の食を楽しんでもらおうと、観光庁の補助事業を活用し、市内のレストランや老舗菓子店などの協力を得て新商品の開発に取り組んだ。またアンケートを基に、いずれも常温で持ち帰りできるよう工夫した。

 「へしこバーニャカウダ」(1瓶80グラム、税込み864円)は、アンチョビーの代わりにサバのへしこを使って小浜風にアレンジ。へしこの風味を生かしている。「若狭おばまの醤油(しょうゆ)干し」(1袋80グラム、同540円)は、しょうゆの濃度や漬け込む時間などを工夫し、レトルト化に成功。骨まで食べられるようになっている。

 「梅ふわもち」(同250円)と「くずもち」(同)はともに、平成の名水百選に認定されている雲城水(うんじょうすい)を使用。梅ふわもちは福井梅の果肉あんを雲城水で練りあげた餅で包んだ。くずもちは高級砂糖の和三盆を使い、あっさりとした味わいの中にコクを持たせた。

 これらの商品は、かつて若狭の海産物が「若狭もん」と呼ばれ重宝されたことから「若狭もん便り」と名付けてブランド化。14日から、同道の駅と若狭フィッシャーマンズ・ワーフ(同市川崎1丁目)で販売する。今後、都市部やインターネット通販での販売も予定しているという。問い合わせはまちづくり小浜=電話0770(56)3366。

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