福井県大野市と石川県境にある赤兎山(1628メートル)で、ニッコウキスゲが最盛期を迎えている。梅雨明けした夏空の下で、鮮やかな黄色が登山者を喜ばせている。
ニッコウキスゲは通常は標高千メートル以上に自生するとされ、同山では山頂からやや下った赤池(1580メートル)付近に群生地がある。勝山市北谷町の小原峠登山口から約1時間半。
11日は早朝から夫婦やカップル、マイクロバスの団体などが次々と訪れ、赤池周辺に広がる光景に「来たかいがあった」「きれい」と声を上げながらカメラを向けていた。
勝山市によると見頃は例年7月上旬まで。赤池付近にはつぼみも多く、今週末も楽しめそう。