諏訪湖周の美術館、博物館が1カ月にわたって多彩な催しを行う「諏訪湖まちじゅう芸術祭」の実行委員会は12日、今年の開催期間を9月2〜30日と決めた。参加15館を巡る初のスタンプラリーを実施する。ラリーのカードを買うと、各館の入館料を割り引いたり、グッズを贈ったりするサービスも合わせて誘客を図る。
スタンプラリーのカードは、各館と岡谷市、諏訪市、下諏訪町の各観光協会で8月中旬から1枚300円で販売する。全館一斉に夜も開館する恒例イベント「諏訪の長い夜」は、各館がそれぞれ日程を決める「ナイトミュージアム」に切り替え、来場者が複数の館に行きやすいようにする。
各館は期間中にコンサートやワークショップ(体験型講習会)、ギャラリートークなどを計画する。実行委の岩波尚宏副委員長は「地域に役立つイベントにしたい」と話していた。芸術祭は2010年に始まり、16年を除いて毎年開いている。