飯田下伊那地域の魅力を掘り起こそうと、県南信州地域振興局(飯田市)が、撮影した画像を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿することを観光客や住民に呼び掛けている。このほど写真入りのPR用カードを作り、20日から4日間運行するJR飯田線の臨時列車「秘境駅号」の乗客らに配布する。
写真と一緒に投稿する文字にハッシュタグ(検索目印)として「#南信州の魅力」と打ち込んだ後、「絶景」「食」などと撮影テーマを書き込んでもらう。同振興局商工観光課によると、6月下旬から投稿を呼び掛け、既に過去に撮影された桜や花火など30件超の投稿があった。
カードの写真には飯田線の金野(飯田市千栄)―唐笠駅(泰阜村)間を走る車両、喬木村から眺望した中央アルプスの2種類があり、各500枚作った。同課の横山朝子さん(32)は「訪れた人や暮らす人の目線で発信してもらえるのが強み。何げない風景の魅力に気付くきっかけになるといい」と話している。