飯山市と新潟県妙高市にまたがる斑尾高原スキーの運営会社アビラは、同高原や山々を一望できる展望テラスを造った。14日から利用でき、スキーシーズンのみ営業していた「スカイリフト」を運行。8分ほどでテラスにたどり着ける。グリーンシーズンの目玉の一つにしたい考えだ。
展望テラスは、スカイリフト終着の山頂駅(標高1200メートル)から歩いて数分ほど。高社山(1351メートル)や千曲川など北信濃の景色が一望できる「千曲川デッキ」と新潟県・佐渡島や日本海を見渡せる「日本海デッキ」の2つがある。千曲川デッキにはベンチを設け、写真共有アプリ「インスタグラム」での写真投稿の発信力に期待して、「インスタ映え」するよう撮影用に突き出した台も設けた。
スキー場利用など斑尾高原を訪れる人は年間で約30万人。うちグリーンシーズンは5万人ほど。関均社長(61)は「今季の新しい目玉の事業で冬季以外の誘客にもつなげたい。壮大な景色を楽しんでほしい」としている。
スカイリフトの営業は14日から10月28日までの午前9時〜午後4時。8月19日まで毎日営業し、20日以降は土日祝日の営業。往復で大人1200円、小学生以下800円。問い合わせは斑尾高原ホテル(電話0269・64・3311)へ。