諏訪、茅野両市の公民館が共同で作っていた諏訪大社上社本宮（諏訪市中洲）と前宮（茅野市宮川）一帯の散策地図が完成し、両市は１５日、茅野市内でお披露目した。本宮と前宮を結ぶ古道や県道を散策路として紹介、周辺の飲食店も記した。「文字は大きく、写真を多用。自信を持って見てもらえるマップになった」とＰＲしている。

　地図はＡ２判。折り畳んで携帯できる。片面で本宮と前宮を結ぶ山麓の古道「鎌倉道」や平地の県道岡谷茅野線を示し、主な名所間の距離も記した。もう片面に本宮や前宮の由来などを載せた。３千部作り、両市内のＪＲ駅の観光案内所などで配る。両市ホームページにも掲載した。

　２０１６年度に茅野市公民館（現・中央公民館）が前宮周辺の散策地図を作ったところ、「前宮と本宮をつなぐマップがあれば便利」と諏訪市側が共同製作を提案。両市の住民団体が地図のレイアウトや解説文を考えた。