28、29日に能登町姫で行われる諏訪神社の祭礼「どいやさ祭(まつり)」で町内を巡行する袖ギリコの新しい役者絵が、16日までに完成した。今年はキリコ全7基のうち4基の絵が新調され、祭礼を華やかに彩る。
どいやさ祭では姫地区の3町内からキリコが繰り出す。今年は向浜(むかいはま)町内会が2基、幸(こ)の港(こ)と中組が各1基の絵を新調した。
向浜町内会の絵師今井和人さん(36)=同町姫=は5月初旬からキリコ絵の制作に取り掛かり、約2カ月かけて2枚を完成させた。キリコ絵は縦約3・5メートル、横約5・5メートルで、墨と水彩で海上御殿に暮らす男女3人の役者絵や、舞台上で踊る子どもの絵を描いた。
どいやさ祭では28日夜、袖ギリコが伝馬船に乗って海上を漂う。