ピンクの花を咲かせた二千年蓮=15日、十日町市

ピンクの花を咲かせた二千年蓮=15日、十日町市

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太古の美競う 二千年蓮の鑑賞会 十日町

新潟日報(2018年7月18日)

 十日町市二ツ屋で15日、二千年蓮(ばす)の鑑賞会が開かれた。約2千年前の地層で見つかった種子から開花した貴重なハスが、今年も見事なピンク色の花を咲かせた。訪れた人は写真を撮るなどして楽しんだ。

 二千年蓮は1951年、植物学者の故大賀一郎博士が千葉県で種子を発見、開花させた。博士は、研究で訪れた十日町市二ツ屋周辺がハスの成育に環境が適していたため、60年ごろに植えた。その貴重なハスを保護しようと、集落の「二千年蓮を育む里・二ツ屋集落の会」が現在、管理している。

 集落内3カ所にあるハス田、約15アールに大輪が咲き誇っている。訪れた人は「きれいだね」「来てよかったね」と写真に納めるなどして楽しんだ。

 埼玉県川口市の男性(70)は「風光明媚(めいび)で花が心にしみる。こういう所があると知らなかった。また来ます」と満足していた。

 集落の会によると、8月上旬まで見頃だという。問い合わせは心の宿やすらぎ、025(757)1547。

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