田んぼアートの脇を通過するJR只見線の列車=9日、魚沼市三渕沢

田んぼアートの脇を通過するJR只見線の列車=9日、魚沼市三渕沢

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只見線にパン田誕生 もみがらでアート 魚沼

新潟日報(2018年10月12日)

 魚沼市三渕沢のJR只見線脇の田園風景に9日、パンダを描いた「田んぼアート」が出現した。只見線を盛り上げようと、地元の須原小学校児童がもみがらで描いた。木に登る、パンダのかわいい姿は、沿線の話題になりそうだ。

 アートは、沿線住民らでつくる「だんだんど~も只見線沿線元気会議」会長の横山正樹さん(67)が企画した。須原小は、只見線の列車に手を振る運動やPRポスター制作などに取り組んでいる。田んぼアートは初の挑戦で、1、2年生約30人が参加した。

 田んぼは、地元の農産物直売所「魚沼園芸ものずき村」村長の仲丸幸さん(78)が約60アールを提供した。

 横山さんがパンダを大きな紙に下書きし、マス目状の詳細な設計図を作成。自ら田んぼに石灰をまいてマス目を作り、それに沿って児童はもみがらをまいた。普通のもみがらと、黒く焦がしたもみがらを使い、1時間ほどで木に登るパンダの絵を仕上げた。

 横山さんは「もみがらが2色なので、濃淡がはっきりしたパンダを選んだ。地域の子どもたちと一緒に只見線を盛り上げたい。今後、パンダの両脇に2作品を追加制作したい」と意気込みを語った。

 仲丸さんは「アートは雪解け後の来春まで残ると思う」と話した。アートは列車内やものずき村から見ることができる。

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