スタジオジブリによる堀田善衞さん原作「路上の人」の絵コンテなどに見入る来場者=高志の国文学館

スタジオジブリによる堀田善衞さん原作「路上の人」の絵コンテなどに見入る来場者=高志の国文学館

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堀田善衞さんの足跡紹介 生誕100年で高志の国文学館

北日本新聞(2018年10月18日)

 高岡市伏木出身の芥川賞作家、故堀田善衞さんの生誕100年を記念した特別展「堀田善衞 世界の水平線を見つめて」が17日、富山市舟橋南町の高志(こし)の国(くに)文学館で始まった。直筆原稿や愛用品など約650点を並べ、足跡を紹介している。12月17日まで。

 堀田さんは1918年生まれ。芥川賞を受賞した「広場の孤独」など数多くの作品を残し、98年に80歳で死去した。

 会場には、芥川賞受賞作や「路上の人」「方丈記私記」といった代表作の直筆原稿をはじめ、机やギターなどの愛用品、中国やインド、欧州を取材旅行中に撮影した写真を展示している。

 「堀田善衞とスタジオジブリ」と題したコーナーでは、若い頃から堀田作品の愛読者だったスタジオジブリ(東京)の宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサーとの関わりを紹介。宮崎吾朗監督がアニメ映画化を想定して描いたものの、企画検討段階で中断した「路上の人」のイメージボードと絵コンテ約280枚を初公開している。

 同展に合わせて鈴木プロデューサーが来県。堀田さんの長女、百合子さん(長野)と対談した。北日本新聞社後援。

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