一枚一枚、丁寧に手染めし、えとの和紙タペストリーを作る石本さん(右)=五箇山和紙の里

一枚一枚、丁寧に手染めし、えとの和紙タペストリーを作る石本さん(右)=五箇山和紙の里

富山県 砺波・南砺・五箇山 特産

イノシシのタペストリー作り盛ん 五箇山

北日本新聞(2018年12月6日)

 来年のえとにちなんでイノシシをデザインした手染めの和紙タペストリーの制作が、南砺市東中江(平)の五箇山和紙の里で進んでいる。職員が、新たな年が躍進の年や健康な一年になるようにとの願いを込めて仕上げている。

 えとの和紙タペストリーは県外から買い求める人もいる人気の品。今回は山や川をバックに駆けるイノシシとともに正月らしい日の出やナンテンが配されている。デザインを担当した職員の石本泉(せん)さん(35)は「困難を乗り越えながら目標に向かい突進するイノシシを表現している」と話す。

 今月から制作を始め、石本さんら職員が7色の顔料を使い、一枚一枚手染めしている。縦100センチ、横36センチで、価格は4100円。問い合わせは五箇山和紙の里、電話0763(66)2223。

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