修理が終わり「船方さんよ」のメロディーが復活した宇賀地橋の音響装置(銅像の台座部分)=4日、魚沼市堀之内地域

修理が終わり「船方さんよ」のメロディーが復活した宇賀地橋の音響装置(銅像の台座部分)=4日、魚沼市堀之内地域

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「船方さんよ」再び 魚沼・宇賀地橋 音響装置の修理完了

新潟日報(2018年12月7日)

 三波春夫のヒット曲「船方さんよ」のメロディーが流れる魚沼市堀之内地域の宇賀地橋で、故障していた音響装置の修理が終わり、懐かしい調べが復活した。

 「船方さんよ」は、旧堀之内町出身の作曲家春川一夫さん(82)が、魚野川の渡し舟に乗って通学した少年時代の思い出を基に作曲した。

 渡し舟は1955年に木橋の初代宇賀地橋が完成し、役目を終えた。だが、その後の台風で橋が倒壊した際、一時的に復活したこともあった。

 現在の橋は4代目で91年に完成。その際、「船方さんよ」の歌詞にちなみ、船頭の銅像と、土手から船頭を呼ぶ若い女性の銅像が、左右両岸にそれぞれ建てられた。音響装置は、両岸の女性の銅像の台座に組み込まれ、ボタンを押すと曲が流れる。橋の完成に合わせ、春川さんの功績を伝えるため、県と旧堀之内町などが設置した。

 だが今年8月、本紙生活面「私も一言」への読者投書がきっかけで、装置が両岸の2台とも故障していることが判明。県魚沼地域振興局が修理を行った。

 修理は、装置を新品と交換し、10月下旬に終了。故障の原因が落雷と思われるため、避雷機能も新設した。費用は約40万円。

 同振興局は「橋の右岸には『船方さんよ』の歌碑が建った公園もある。これを機に、地域の歴史や文化を振り返ってもらえればありがたい」と話す。

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