試作されたヒオウギの炊き込みご飯(左)とクロガイのうどん=七尾市和倉温泉の旅館

試作されたヒオウギの炊き込みご飯(左)とクロガイのうどん=七尾市和倉温泉の旅館

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貝類のヒオウギとクロガイ特産に 七尾湾、新たな料理開発

北國新聞(2019年2月9日)

 能登鹿北商工会は日本海側最大級のカキ産地である七尾湾に生息する貝類の「ヒオウギ」と「クロガイ」の特産化に向け、新たな料理を開発した。23、24日に行われる「七尾湾能登かき祭2019」(北國新聞社後援)の特別イベントで披露する。
 ヒオウギはホタテと同じイタヤガイ科の二枚貝、クロガイはヨーロッパ原産で「ムール貝」の名で知られる。七尾湾ではカキに付着して水揚げされるが、ごく少量のため市場には流通せず、地元のカキ養殖業者の間で消費していた。同商工会では、美味な貝であることから、活用しようと特産化に乗りだした。
 8日、七尾市和倉温泉の旅館「のと楽」の「茶寮 宵待」で開かれた試食会では、ヒオウギの炊き込みご飯とクロガイでだしをとったうどんがお披露目された。うどんの麺には中島菜が練り込まれ、薬味として能登白ねぎを載せる。メニューを考案した料理長の川嶋亨さん(34)は「どちらの貝も良いだしが出る。特にヒオウギはホタテよりも甘みある」と太鼓判を押す。
 特別イベントは七尾市中島町の能登演劇堂前広場で実施され、両日とも炊き込みご飯、うどんの各200食を無料配布する。

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