ひな祭りに合わせ福井県敦賀市相生町の博物館通りを彩ろうと、通り沿いの老舗電器店がショーウインドーに多数のひな人形を飾っている。手作りのかわいらしい作品もあり、訪れた人の目を楽しませている。
この電器店は1924(大正13)年創業の増田清商会。店主の妻の女性(77)が10年ほど前から、ひな祭りの時期に七段飾りや手作りのひな人形作品を店内に展示している。
七段飾りは、近所の知人から提供されたものも含め3セットを展示し、絢爛(けんらん)豪華な雰囲気。女性の作品は、小さな貝殻に古布を張って制作したひな人形や陶人形、つるし飾りなど、ぬくもりを感じさせる約50点が並んでいる。
女性は「ひな人形は華やかさがあって好き。博物館通りが少しでもにぎやかになってほしい」と話している。展示は3月中旬までの予定。