山田竜輝君(左)と油本綾花さん(右)から花束を贈られ、笑顔を見せる渡辺棋王(中央左)と挑戦者の広瀬竜王(同右)=魚津市のホテルグランミラージュ

山田竜輝君(左)と油本綾花さん(右)から花束を贈られ、笑顔を見せる渡辺棋王(中央左)と挑戦者の広瀬竜王(同右)=魚津市のホテルグランミラージュ

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渡辺棋王・広瀬竜王が健闘誓う 魚津で棋王戦前夜祭

北日本新聞(2019年2月10日)

 渡辺明棋王(34)に広瀬章人竜王(32)が挑む第44期棋王戦5番勝負第2局(北日本新聞社など主催)の前夜祭が9日、魚津市のホテルグランミラージュで開かれた。両対局者は大一番を前に意気込みを語り、参加した将棋ファンとの交流を楽しんだ。対局は10日、同市の新川文化ホールで行われる。北日本新聞創刊135周年記念事業。

 前夜祭には約80人が参加した。忠田北日本新聞社長と村椿晃魚津市長、日本将棋連盟の森下卓常務理事があいさつ。同連盟県支部連合会長の河島敏夫さんの発声で乾杯した。地元魚津市を代表して、県内の将棋大会で活躍する山田竜輝君(清流小5)、油本綾花さん(よつば小4)が両対局者に花束を贈った。

 第1局で先勝した渡辺棋王は「棋王戦にふさわしい将棋を見せたい」と話し、広瀬竜王は「初戦は敗れたが、全国の将棋ファンの期待に応える熱戦にしたい」と意気込んだ。

 2人はファンとの記念撮影にも気さくに応じるなど、リラックスした表情を見せた。棋士直筆の色紙がもらえる抽選もあり、当選者が発表されるたびに歓声と拍手が起こった。立ち会い人の塚田泰明九段(東京)、大盤解説の村田顕弘六段(魚津市出身)、本田小百合女流三段(東京)、将棋ライターの加藤久康さん(魚津市出身)が対局の見どころを紹介した。

 10日の対局は午前9時開始。同10時から塚田九段と村田六段、本田女流三段による指導対局が行われる。午後1時からは村田六段、本田女流三段による大盤解説会がある。指導対局の参加費と大盤解説会の入場料は、いずれも千円。

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