小松空港に到着したキャセイ航空の香港便

小松空港に到着したキャセイ航空の香港便

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小松・香港便が就航 4番目の国際定期路線 週2便 第1便搭乗率9割

北國新聞(2019年4月4日)

 香港最大手の航空会社「キャセイパシフィック航空」の小松―香港定期便が3日就航した。小松ではソウル、上海、台北に続く4番目の国際定期路線で、新規は11年ぶりとなる。キャセイ航空によると、第1便の利用者数は香港発が244人で搭乗率は97・6%、小松発が204人で81・6%だった。合わせて9割近くの席が埋まった。
 水曜と土曜の週2便体制で、315席~250席の「エアバスA330-300」を使う。10月26日までの夏ダイヤでの季節運航で、午前9時45分香港発、午後2時55分小松着で、折り返しは同4時半小松発、同8時香港着。往復運賃は総額3万5690円からとなっている。
 キャセイ航空は香港を拠点に50カ国・地域の約200都市に定期便を運航しており、国内では現在、小松を含め8空港に乗り入れている。
 小松―香港間は17年と昨年春秋にチャーター計67便が飛ばされた。90%超の高い搭乗率だったが、夏場の運航実績はない。定期便は当面、インバウンド(訪日外国人客)を中心とする利用が見込まれるが、安定運航に向けては夏場の需要喚起が鍵となる。
 谷本正憲石川県知事は3日、小松空港で行われた記念式典で「夏の需要をしっかり確保し、定期便を定着させる。その足掛かりをつくる必要がある」と述べ、福井県と連携してアウトバウンドやビジネス利用を促進させる考えを示した。金沢市のホテル日航金沢では記念レセプションがあった。
 小松発の第1便には中西吉明副知事を団長とする県訪問団が搭乗した。現地でキャセイ航空などを訪ねる。


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