速蓮寺で話し合う義浦さん(左)と山崎さん

速蓮寺で話し合う義浦さん(左)と山崎さん

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北蟹谷に来てみて 小矢部・通年イベント企画始動

北日本新聞(2019年4月18日)

 小矢部市北蟹谷地区の資源を生かして人を呼び込む「かんだ・かんだプロジェクト」が始まり、21日に第1弾のイベント「お寺ヨガ」が同市松尾の速蓮寺で開かれる。2019年度は来年2月までタケノコ掘りや田植え、みそ造りなど年間を通じた多彩な農業体験を企画し、都市部からの受け入れにつなげたい考えだ。 

 北蟹谷地区は市南西部に位置し、約360戸が暮らす。地区の資源を生かしてリノベーションを進めようと、地元の農業「ファーム義浦」と住民有志、同市で活動する団体「種といのちをつなぐ会」が実行委員会を発足。第1弾のイベントは市外の女性らがヨガを体験し、獅子舞や特産の「ヤーコン」を使った料理を楽しんでもらう。企画した山崎真一さん(54)=松尾=は4年前に東京からUターンし「地元の良さに気付かないのはもったいない」と話す。

 5月から農業体験は計8回予定されており、北蟹谷地域活性化協議会が協力する。タケノコ掘りやブルーベリー摘みの他、田植えや大豆の種まき、サトイモ・野菜の定植から収穫、みそ造りなど農業の流れを知ることができる。

 JRのツアーに農業体験を組み込んでもらうことを提案しており、SNS(会員制交流サイト)発信なども含め都市部からの参加につなげる。義浦英昭実行委員長は「里山を守り、地域を元気にしたい」と意気込んでいる。

 申し込みはファクス、0766(75)8044。

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