限定公開されている曹福寺の阿弥陀如来坐像=福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

限定公開されている曹福寺の阿弥陀如来坐像=福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

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曹福寺の阿弥陀像公開 小浜・若狭歴博

福井新聞(2019年4月18日)

 福井県小浜市の県立若狭歴史博物館が若狭町神谷の曹洞宗、曹福寺の阿弥陀如来坐像の公開を始めた。穏やかで気品がある表情が来館者を引き付けている。6月2日まで。

 本尊として安置されている同寺本堂改修のため、同博物館が一時保管している。

 坐像はヒノキの寄せ木造りで高さ82・7センチ。両手を足の上で組む「定印(じょういん)」のポーズで、両足を組んで座る「結跏趺坐(けっかふざ)」姿。頭頂部は高く、パンチパーマのような粒状の髪の毛「螺髪(らほつ)」は群青色をしている。体はがっちりし、優しげな表情が特徴。若狭町指定文化財で平安時代末から鎌倉時代初めの作とみられる。

 常設展示室「若狭のみほとけ」で展示している。午前9時~午後5時。4月22日、5月13日、同27日は休館。観覧料は一般300円。高校生以下と70歳以上は無料。

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