渡辺さん(中央)が製作し、市役所玄関に飾られたミニ行燈

渡辺さん(中央)が製作し、市役所玄関に飾られたミニ行燈

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となみ夜高へミニ行燈製作 市役所に展示

北日本新聞(2019年5月23日)

 6月14、15の両日に砺波市中心部で開かれる「となみ夜高まつり」に向け、同市春日町の渡辺良明さん(71)が製作したミニ行燈(あんどん)が22日、市役所玄関に展示された。大行燈の5分の1のサイズで、渡辺さんは「まつりを訪れ、本物の行燈を見てほしい」と話している。展示は6月15日まで。

 渡辺さんが行燈製作の中心を担った春日町は1990年から2004年まで、夜高行燈コンクールで市長賞を受賞した。渡辺さんは、まつりの魅力を広めようと、07~10年にミニ行燈2基を製作し、まつりに合わせて毎年展示している。

 ミニ行燈は高さ約1・25メートルで、渡辺さんがかつて作った春日町のデザインを再現。ツバキやボタンをあしらった花車や、小判の入った巾着と打ち出の小づちを飾った吊物が目を引く。

 22日は渡辺さんが市役所を訪れ、砺波夜高振興会の堀田隆会長や夏野修市長らが見守る中、ミニ行燈の電球を点灯した。堀田会長と夏野市長は「夜高を盛り上げるために一役買ってほしい」と期待を込め、渡辺さんは「行燈の迫力を感じてほしい」と語った。もう1基は同市大門の農家レストラン大門に展示している。

 まつりでは大行燈16基と小行燈5基が練り回される。14日は夜高行燈コンクール、15日は突き合わせがある。

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