葉さんのギャラリートークを聞きながら作品を鑑賞する来場者

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優しさ満ちた絵本原画 黒部市美術館で葉祥明展

北日本新聞(2019年7月21日)

 黒部市美術館開館25周年記念「葉祥明(ようしょうめい)展-今、僕はここにいる」が20日、同市堀切の同美術館で開幕した。絵本作家、葉祥明さん(73)の初期メルヘン画や絵本原画など約70点が並び、半世紀近い創作活動を網羅して紹介している。北陸での本格的な個展は初めて。9月23日まで。

 葉さんは1946年に熊本市で生まれ、画家、詩人としても活躍。心や平和、環境などをテーマに、優しさや思いやりが感じられる作品を生み出している。

 「地雷ではなく花をください」「ぼくのべんちにしろいとり」「ジェイクと海のなかまたち」など絵本12作品の原画や、油彩画、詩などを展示。大野久芳黒部市長と大橋聡司市国際文化センター理事長、葉さんがあいさつした。

 ギャラリートークもあり、葉さんは「美の本質の中にポエムがある。心が、ふっと動く。その状態からイメージが広がる」と語り、作品を解説した。

 午前9時半~午後4時半。月曜と8月13、14、9月17、18日は休館(8月12、9月16、23日は開館)。一般700円、高校・大学生500円、中学生以下無料。9月7日に市国際文化センター・コラーレで講演会、同8日に同美術館でギャラリートークを行う。問い合わせは同美術館、電話0765(52)5011。北日本新聞社共催。

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