富山市四方地区に明治時代から伝わる四方踊りの講習会が27日、四方地区センターであった。8月18日の祭りで奉納するため、住民約30人が動きを練習した。
江戸時代に四方地区を困窮から救った栂野(とがの)彦八の遺徳をしのんで伝わる踊りで、毎年8月に四方神社で行われる栂彦祭(とがひこさい)で奉納される。秋の敬老会や住民運動会でも披露され、住民に親しまれている。
講習会は四方校下ふるさとづくり推進協議会(野崎拓哉会長)と四方校下婦人会(任海裕子会長)が開き、地域ボランティア代表の橋本丸子さんが指導。独特な節回しの音頭に合わせ、参加者は輪になり足さばきや手をたたくタイミングを確認した。