七尾の夏を代表する「石(いっ)崎奉燈祭(さきほうとうまつり)」は3日、七尾市石崎町で行われ、高さ約12~15メートル、重さ約2トンの大奉燈6基が深夜まで漁師町を練った。若衆は「サッカサイ、サッカサッサイ、イヤサカサー」の掛け声に合わせて勇ましく奉燈を担ぎ上げ、観客を魅了した。
鉦(かね)と太鼓、笛の音が鳴り響く中、100人以上の若衆に担がれた奉燈は、民家の軒先をかすめながら、細い路地を練った。夕方には仮宮が設置された堂前広場に勢ぞろいし、大漁祈願祭が営まれた。
午後8時には東1区を先頭に、6基が連なって町内の東西を横断し、路地を埋め尽くした見物客は熱気に酔いしれた。