50年前に撮影された放生祭の写真を並べた展示会=8月9日、福井県小浜市の福井県立若狭歴史博物館

50年前に撮影された放生祭の写真を並べた展示会=8月9日、福井県小浜市の福井県立若狭歴史博物館

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「放生祭」50年前の写真展示 福井県立若狭歴史博物館

福井新聞(2019年8月11日)

 福井県小浜市の写真愛好家が50年前に撮影した小浜市男山の八幡神社例祭「放生祭(ほうぜまつり)」の写真展が、福井県立若狭歴史博物館(小浜市)で開かれている。祭り人のさまざまな表情が活写され、今と変わらぬ当時のにぎわいを伝えている。8月31日まで。

 同祭は約300年の歴史があり、県無形民俗文化財に指定されている。小浜地区24区の半数が隔年で出番を担当。2日間でみこしのほか山車や大太鼓、獅子、神楽を演舞奉納する。今年は9月14、15日に行われる。

 写団わかさ会員で、同博物館友の会の細谷廣副会長(70)が1969年、大学2年生のとき撮影した40枚を並べた。稚児の愛らしい演舞や子どもの獅子舞、勇ましく立ち回る棒振りのほか、出番の合間にリラックスする舞方らの素の表情も紹介している。

 細谷さんは「見物する人々の服装、町並みの様子などとともに祭りを懐かしく振り返ってもらえたら」としている。展示品に写っている人がいれば写真を提供するという。

 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。最終日は午後4時まで。観覧無料。

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